弁護士・大城聡

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名前 大城 聡(おおしろ さとる)
略歴 1974年東京都生まれ。中央大学法学部政治学科卒業。

大学時代は、テニスと国際問題に力をいれていました。第4回国連女性会議(1995年・北京)、第2回国連人間居住会議(1996年・イスタンブール)に参加。世界各地から集まった市民が各国政府と対等に交渉する姿を見て、草の根から社会を変える力を実感しました。

中央大学大学院法学研究科政治学専攻(修士課程)へ進み、大学院では選挙支援のボランティアをしながら、地方自治、政治参加を中心に勉強しました。この間に武蔵野市情報公開条例改正検討懇談会公募委員を務めました。

2001年に東京都議会議員選挙に立候補(次点で落選)。選挙区に、ハンセン病の施設がありました。ハンセン病に対する国の施策の誤りを正した裁判で、法律の力、司法の本来の役割を知ったのが、法律家を志す原点となりました。

株式会社市進学院での勤務を経て、ロースクール一期生として山梨学院大学法科大学院に入学。山梨では徹底した少人数教育によって、法律の基礎から法律家としての心構え・姿勢まで、多くのことを学びました。法科大学院の後輩たちに教えることで少しでも恩返しができればと思いから、チューターとして関わってきました。

2008年から現在に至るまで東京千代田法律事務所で、弁護士として民事事件、刑事事件、行政事件等に取り組んでいます(東京弁護士会所属)。

一般社団法人裁判員ネット代表理事、裁判員経験者ネットワーク共同代表世話人、福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)事務局長、築地市場移転問題弁護団事務局長を務めるなど公益活動に取り組んでいます。

裁判員制度に関して市民の視点から提言を続け、2015年の裁判員法改正の際には衆議院法務委員会に参考人として出席しました。また、法務省「裁判員制度の施行状況等に関する検討会」(2019年10月)のヒアリングでも意見を述べる機会をいただきました。

公益財団法人東日本大震災復興支援財団監事、特定非営利活動法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)監事、HIE株式会社社外取締役、株式会社釧路ホテルマネジメント取締役を務めています。

昭和薬科大学非常勤講師(憲法)。沖縄国際大学沖縄法政研究所特別研究員。
民事訴訟法学会員。法と教育学会員。日本ペンクラブ会員。
公益活動・学会等 ・一般社団法人裁判員ネット(代表理事)
・裁判員経験者ネットワーク(共同代表世話人)
・福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(事務局長)
・山梨学院大学法科大学院(チューター)
・民事訴訟法学会
・法と教育学会
著書 ・『裁判員制度の10年』(日本評論社)
・『あなたが変える裁判員制度』(同時代社)
・『あなたも明日は裁判員!?』(日本評論社)
・『裁判員裁判のいま』(成文堂)
・『良心的裁判員拒否と責任ある参加』(公人の友社)
・『裁判員制度と知る権利』(現代書館)
・『築地移転の謎 なぜ汚染地なのか』(花伝社)
・『原発避難白書』(人文書院)
論文・寄稿 ・「裁判員制度と法教育」(法と教育学会誌『法と教育 Vol.4』)
・「裁判員の義務・負担」(『刑事法ジャーナル』 2014 vol.39)
・「刑事裁判の「担い手」としての市民」(『都市問題』2012年5月号)
・「チェルノブイリとふくしま-原発事故子ども・被災者支援法を阻む壁を打ち破るために」
 (DAYS JAPAN 2013年6月号)など

→論文・寄稿
メディア ・産経新聞(2020年6月7日)
・日本経済新聞(2020年5月23日)
・NHK「ニュースウォッチ9」(2019年5月23日)
・毎日新聞(2019年5月21日)
・文化放送「ロンドンブーツ1号2号田村淳のNewsCLUB」(2019年5月18日)
・TBS「噂の!東京マガジン」(2019年3月3日)
・NHKクローズアップ現代+「あなたが裁判員に!その時何が?制度開始10年 経験者たちの証言」
 (2019年1月23日)など

→メディア
趣味 ・テニス/ジョギング…高校時代はテニス部、大学ではテニスサークルに所属していました。
  時折一人でゆっくりと近所の公園を走っています。
・読書/芸術…ドストエフスキーから司馬遼太郎やビジネス書まで、気に入った本は何度も読み返します。
  作家では、ほかに遠藤周作、村上春樹も好きです。ゴッホの絵が好きです。
・お酒…みんなでワイワイ飲むのも楽しいですが、お酒を飲みながらゆっくり語り合うのが
  とても好きです。日本酒(純米酒)が特に好きです。
好きな言葉 ・一隅を照らす
・人事を尽くして天命を待つ
ひとこと 苦しみと悩みの中にいる人の力になりたい。法律が持つ力を、良い方向に使いたい。その思いで法律家を志しました。ハンセン病の元患者の方々とお会いして、強制的な隔離が法律によって行われていたことを知り、とてもショックを受けました。一方、熊本地裁の判決をきっかけに、国が謝罪し、国の施策の誤りが正されたことを知りました。法律は諸刃の剣です。法律には、人生を壊す力も、人を守る力もあると思うのです。本当に困っている人、苦しんでいる人のために、法律を使って役立ちたい。それが私の原点です。

弁護士の仕事は、法律と言葉を武器に、人を護ることです。悩みや苦しみを抱えている人の力になれるように、日々研鑽していきたいと思っています。